喫茶アネモネ
大好きな拓殖文先生の『喫茶アネモネ』を読んだ。
発売されてから本屋さんを何件もハシゴしたのに手に入らず
アマゾンで注文しようとしても入荷できるかわかんない状態になっていて
こんなことなら予約注文しておけばよかった・・・と後悔していたところに
電子書籍化になったので買うことができた。
拓殖文先生はドラマにもなった『野田ともうします。』の作者で
可愛い絵とクスッと笑える話芸が魅力的な作風で
今回の喫茶アネモネもかなり面白かった。
マスター可愛すぎるし、看板娘のよっちゃんも
常連の不動産屋さんも青年もいいキャラしている。
マスターもマスターの周りの人たちも優しさに溢れていて
それが押し付けがましいのじゃなくて
日常の中の普通の優しさで
お店の中もワイワイガヤガヤ騒ぐわけでもなくて
淡々と話すだけなのに面白い。
これからの時代はこういうお店が存在することが大事なんじゃないか?
あんな喫茶店が近くにあったらいいなぁ・・・なんて思った。